「ギタぽん」の効果

「ギタぽん」は、前に飼っていた猫のモリ―がおしえてくれた事を応用してつくりました。

どんな事かというと、、
目的の行動をとらせるためには、対象をよく観察して、仕組みを理解し、行動を分析する。そして、苦労なくその行動をとらせるように動きを分解して、組み合わせる。

猫のモリ―には、人間トイレを使わせるようにしむけました。

その方法は、課題をクリア(排便)したら次の段階に行く。
・砂のトイレを人間のトイレの横に設置
・その箱におまるを付ける
・おまるに砂の入った籠をつけて、トイレにセット
・3ヶ月くらいしたら、砂籠だけ撤去。
猫は砂がなくてもおまるからトイレにしてくれた。
おまるを撤去しても行動は変わらない。

「どうやってしつけたの?」って言われたけど、躾ではなく、誘導なのです。(猫は犬と違うから褒めたり怒ったりで躾は出来ない)

「ギタぽん」も同じ。
コード3つだけじゃ役に立たないという人がいるけど、これは、単に楽をする道具ではなく、左右の手の動きを分解し、利き手である右手の動きを先に身に着けて、早くギターに慣れるためのいわば補助輪。
ギターの奏法へ言葉を使わないで自然に誘導するものです。
猫のトイレと同じ、3ヶ月を目途に撤去します。

この3ヶ月の間、右手だけに集中。楽しい事をやっているので、ギターに対する恐れは全くない。
左手全く痛くないし、ギターの一番楽しい部分を味わってもらえます。
「自分、イケるぞ!」と確信を持ってもらう事が一番重要。

脱ギタぽんした後も、今までの動きの延長上に楽譜やコードの知識が乗っていくだけなのです。

テクニック的にはすでに出来ている事に、後から理解で腑に落ちるという展開で知識が入って行く。

でもまあ、「ギタぽん」の使い方は自由なので、ネイル切らずにギター弾きたい人とか、もう一切コードや楽譜は覚えたくないけどギター弾きたい人には、そのまま使い続けてもらってもオッケー