ほたる

ホタルの例会の後にみんなで下田の森に行った。街灯が全くついていない本物の森の中は月明かりだけ。ここにはふくろうが住んでいるという事だが、鳴き声は聞こえなかった。月明かりは思った以上に明るくて、懐中電灯はいらなかった。うしガエルがボーボー鳴く中で、ホタルを探して歩いたけど、たった4匹だけ確認した。こんないい環境でもホタルが減っている原因は何なんだろう?ざりがにがホタルの餌を食べてしまうからという説もあるらしい。わき水の水量が減っているのも事実。
昔の人はホタルを見たかったからではなく、生活のために里山に定期的に手を入れていて、その環境がたまたまホタルの生活環境と一致していただけなのに、里山という概念が無くなってしまった現代に、ホタルだけを蘇らせようとするのは本末転倒のような気がしてきた。