ヲタ話再び

あるところで、「ブログのヲタ話の内容が、なんのことかちっともわかりません」という意見を聞きましたので、ちょっくら解説してみたいと思います。
まず、『銀の三角』
これは、萩尾望都というマンガ家により、1980~82年に「SFマガジン」誌上で連載された長編SF作品です。
時は未来。
舞台は宇宙に散らばる色々な星系に暮らす人間達の世界。
主人公「マーリー」は、政府機関で社会安定の為、データの収集と分析を行うセクションに勤務していた。
彼は予知能力があり、社会変事を察知しそれを防ぐのだ。
或る日彼は「エロキュス・ルルゴーモア」という歌姫の歌を聞き、その中に社会変動を感じて調査におもむく。
エロキュスの死。
謎を追ううちにトラブルに巻き込まれて、マーリーも死ぬ。
スペアのために用意してあったクローンマーリー2の起動。
辺境の惑星の王の元に忌むべき子供が生まれる。
夜毎殺され、生き返る赤ん坊。。。
すべての原因は、「銀の三角」といわれる星に住んでいたすでに滅びた種族に起因した。
彼等は音楽に対して特殊な能力があり、予知能力を持ち、非常に長命であったが、その予知能力のために、他の種族に狩られて滅んだという。
謎の吟遊詩人、黒髪のラグトーリンは何者か?
すべての謎はからみあう。
幻覚、現実、幻想、実相、夢想、夢幻、消失と再生。
ネムラセテ ソシテ
ワタシヲ 岸辺ヘ カエシテ…
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はいっ!
これでは何のことかわかりませんね~
先日図書館から借りてきたのを娘が読んだのだけど、
なんの事だかわからないと言ってました。
色んなイメージを繊細に組み合わせた結晶のようなこの「銀の三角」の世界を理解できないとは、娘よ、だめだめです。