雀の子降る季節

4c8a8cec.jpg一雨ごとに植物が伸びて、自然が最大限に活動しているこの時期は、雀も子育て真っ最中。
それで、巣から落ちてしまう雛もこの時期にはよくいます。
もう10年以上前、社宅に住んでいる時に落ちてきた雀の雛を育てたことがありました。
子供達が拾ってきた丸裸の不気味な雛。。
しばらく保温してたら、一気に元気になって、目が開いてないのに、私が近づくとぴいぴいと餌をねだる。
これはたまりません。なんとか育てなくっちゃという気になって、試行錯誤。冷凍のエビの切り身で育てました。
何故エビかというと、
すずめの餌=虫>足がいっぱい>虫はきもちわるいし、集めるのたいへんだから、エビにいいんじゃない? 
と考えた。
ローレンツ博士の「ソロモンの指輪」によると、鳥は目が開いた時に見たものを親と認識する、「刷り込み」という性質をもっています。
でも、人間側にも同時に刷り込みが起こりました。
あの良く見えない目で一生懸命見つめられた瞬間に、しばらく忘れていた母性のスイッチがON!
あけても暮れてもすずめが気になって、とうとう会社にもって行き、ロッカーに入れて、一時間置きに餌を与え、たまたまあった弟の結婚式にまで連れて行って、控え室で刺身を与えてました。
人間の子供と同じですね。
手がかかるほど、かわいい。
小林さんの小雀、元気になるといいですね。。