送り火とラップ音

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キャンドルで作ったお寺のロゴ
来週土曜日に二胡とステージがあるので、
昨日朝思いついて、お寺で本番練習させてもらったらどうかなと思い、責任者の知人に連絡。
送り火のキャンドルイベントの時、自由に弾いていいよと、快くオッケーもらったので、二胡の真真さんと夕方から演奏に行きました。
娘から早く来いといわれたので早めに行ってみると、みんなで境内にキャンドルの点火作業中。
なんと千個のキャンドルに火をともして、境内が素敵な事に!!!
それから暗くなるにつれて境内は送り火を持って訪れる人が増えてきて、
私たちは本堂の左右の縁側に陣取って演奏をスタート。
今までステージで演奏した曲だけじゃなく、彼女のおもいつくままの演奏に、即興で伴奏をつける。(歌声の経験が生きるねえ!!)
目の前に自然に集まる人たちに向けて、彼女のMCがさえる。
さすが、この春まで高校の現国の教師をしていただけあって、
即興MCでもハナシがまとまるし、人を惹きつけるよ。
すごいね、と言ったことあるけど、「そりゃ喋るのが商売だったから」と笑う、
それって演奏以前にすごいスキルだと思うわ。
こういうステージって総合的なものだから。
突然の申し出なのに、お寺にPAやライトまで用意していただいて、気持ちよく演奏できました。
客席から見ると、本堂の奥の仏様に明かりをともして、本堂脇の縁側左右に私たちが演奏で、
なかなかよかったとのこと。
演奏者から見ても、大きなイチョウの木のシルエットの向こうは、広々した墓地で、上は晴れた夜空!爽やかな風が吹き、非常に気持ちよかったです。
後で、お客さんの一人が真真さんにはなしかけて、彼女の師匠の楊 興新の演奏をこのお寺で20年以上前に聞いたという。
すごい偶然だと。。まだ中国から着たばかりの頃だろうねとハナシが弾んでいました。
異国の地に来て、楽器ひとつで身を立て、基盤を築くのは、並大抵の努力ではなかったろうとふと思う。
そうそう、、
ギャラリーでは「摩訶不思議展」っていうのをやってたので、まだ開いてる?と言ったら出入り自由と言われ、薄暗くなってから一人で行ってみた。
妙なお人形があったり、盆棚が飾ってあったり、大野さんのおどろおどろしい系の版画があったり。
だれもいなくて、、なんだか薄気味悪いな、お寺だし、、と思った瞬間に、大野さんの版画の辺りの空中でパキッとラップ音。。。ひえ~~さすがの私も飛び出した~~~~
ひんやりしたい方、行ってみてね。涼しくなるよ。