大往生

先月100歳になったばかりの祖母のお葬式で山口県の田舎まで行ってきました。
おばあちゃん、最後の日のお昼ごはんは食べて、お見舞いの人とお話もしてたけど、夜には亡くなったという。
入院せずに、ずっと自宅で過ごして、「普通の一日」がそのまま「終わりの一日」になったんですね。
お葬式は神道方式。
青白の晴れやかな幕を張り巡らせて、
家中がきれな布で装飾されて、まるで神社のようでした。
おじちゃんおばちゃん、親戚のおばあさんおじいさん、大勢のいとこ達、その子供達、なんとも大勢が全国から山の中腹にあるお祖母ちゃん家へ集合。
子供の頃はよく遊んだいとこ達も、何十年も会ってないとだれがだれだかわからないので、自己紹介タイムを儲けて、みんな、昔話に花が咲き盛り上がる。
どこかの地方では100歳を超えた方のお葬式では紅白饅頭を配るというけど、その意味がちょっとわかった気がしました。
大往生とは言え、別れの寂しさに涙はながれる。しかし、涙をぬぐった後はすがすがしい気分。
おじいちゃんとおばあちゃんから始まったDNAの縁につながる人々の集合写真はみな笑顔。
こんなお葬式は初めてでした。
おばあちゃん、長い間、本当にありがとうございました。