子猫

おとといあたりから、ホトトギスもうるさいけど、子猫がうるさく鳴いてた。
下の娘が気にしてなんどか見に行ったけど、前のアパートの室外機のところで、親猫になめてもらいながら、鳴いてるという。
人間の子でも、甘えて泣く子がいるけど、あの猫甘えん坊なんだよ。
と言ってはみたけど、、
大きな声で鳴きつづけてて、、とても甘え鳴きには聞こえない。
子猫の悲しげな泣き声、聞くだけで、心が痛む。
どう考えても、なにが緊急性のある鳴きかた。
もう一度見に行ったら、ガーデニングに使う緑の網に右手と首がからまってました。
こりゃあ助けてやるしかないと、ハサミを持って近づいたら、親猫がものすごく威嚇する。
娘に傘を持たせて親の攻撃を防ごうとしたけど、すごい瞬発力で飛び越えて攻撃してくるので、どうにもならない。
いったん引き揚げて、大きなかごとバスタオルの装備を準備した。
母猫にかごをかぶせて身動きできなくしてから、子猫をバスタオルでくるんで固定して、網を切り離そうという計画。
バカみたいだけど、まず、母猫に心をこめて話しかけてみた。
助けてあげるから、おちついてまってなさい。
だいじょうぶだから。。と、しばし話し続ける。
そうしたら、じーっとこっちの目を見つめる。思わず吸い込まれそうな瞳。
網ごと子猫をタオルでくるんだら、おとなしくなったので、広い駐車場につれてゆき、
絡まっている首の部分を解放する。
母猫は遠くで見てて、攻撃してこない。
次は腕。
腕はすりむけて赤くなっていて、手のひらが少し腫れている。
フーフー言う子猫を押さえながら、ブチブチと網を切って、、解放~~~~
あっという間にクーラーの室外機の裏に逃げ込みました。
わたしはやっと子猫の叫び声から解放されたし、子猫も今頃お母さんになめてもらってるだろう。
ほっと一安心のはずなのに、、、
なんだろう、母猫のやさしい顔立ち、瞳が脳裏から離れないし、なぜかすごくさみしい気分になる。
4匹の子猫が全部大人になれるとは思えないし、なったところで、雄猫は激しい縄張り争いの世界。
数か月前まで子猫であったろう、きゃしゃな母猫がそうであったように、雌猫はいやおうなく子供を産み、必死で子供を育て、事故や病気で失い、野生は過酷だ。
野良猫の現状