壊れたギター

中古屋のジャンク品コーナーにあったギター。
松岡のM20
真っ黒く錆びた弦、ボディーの中にはゴキブリの卵が2個。致命傷は1フレットの浮き。全弦がビビる。インテリアにどうぞと書いてあって、900円。
ちょっと弾いたらハイポジの方は結構まともな音が出るので、だめもとでいじってみようと、連れて帰った。
ネックをアイロンで蒸して、1フレットを叩きこんだら直った。
でも6弦、真ん中あたりで押さえると、ネック側の弦が1フレットのところでビビるので、ナットに紙をはさんで調整。
12フレットの弦高が高かったので、サドルを削って下げる。
これで弾きやすくなったとよろこんだ次の日、なんと弦高がまた高くなってた。しかもあちこちビビる。
調べてみたら、指板とネックの間に亀裂が。
たぶん、アイロンで蒸したりトンカチでたたいから糊がはがれたのかな。
気を取り直して、木工用アロンアルファを亀裂に流し込み、カポタストできつく締めておいた。
明日には改善するだろうか。。
だんだんむきになってきちゃったよ。
ゴミ同然の楽器に感情移入しちゃうのは、自分に重なるからかも。
子供の頃から独学で、禁じられた遊び前半すらまともに弾けず、それでも手を壊して決定的に弾けなくなってた自分にそっくりだよ。
ゴミギター同然のおばちゃん生徒にゼロから、いや、へんな癖がついてマイナスからのスタートだったのに、楽器を修理するように丁寧に教えてくれた先生に感謝。