【ギタぽんが出来るまで】20 特許をとるために必要な事

【ギタぽんが出来るまで】シリーズ再開します。2年放置してた。
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特許をとるための最初のステップは、「特許調査」。
同じアイデアが出願されていないかどうか、調べる必要がある。
なぜかというと、特許は世間に知られていない新しいアイデアである必要があるから。
これを知財の用語で「新規性」という。
まず調べるのは、特許情報プラットフォームという特許庁のサイト。
ここで、「ギターのコード押さえ補助器具」というものを検索。
すると、出てくる出てくる。いろんなアイデア。
特許になってないものでも、ここにあれば、それはもう新規性がないということ。
特許はアイデアと設計図だけで出願できるので、とんでもないアイデアもある。
たとえば、Gのコードを押さえるときに、小指と薬指で1弦と6弦のソを押さえるけど、これが出来ない人が考えたアイデアは、6弦のソを足で踏んで押さえるというもの。
なるほどな~~
もう一つ見つけたのは、ボタンを押すと、その下にタコの足のようなものがあって、コードを押さえるというもの。コードを覚えたくないんだね。意味わかるけど、仕組みのキモが書いてないよ~

ギターが弾けない人が感じる困難を短絡的に排除するアイデアが多い。
私のアイデアはコンセプトが全く違う。
教える立場からの視点であることがまず違う。

・伴奏楽器としてのギターをイメージしている人が多いので、単音ではなくコードが弾ける必要がある。
・コードを押さえる時、ギター初心者挫折者楽はみんな左手に困難をかかえるので、まず右手からトレーニングを始めさせたい。
・そのためには左手を簡単にする必要がある。
・簡単だからと言って音楽的にレベルが低いのはNGだし、美しい音で簡単に最後まで曲を弾き語れる必要がある。
・これはギターの補助輪だから。出来る限り安く作りたいのでシンプルな仕組み。
・スリーコード弾ければ十分。

これはいけるかもな~~。

面白がって自分で検索してみたけど、弁理士じゃないとアクセスできない資料もあると言われた。

「調べてみましょうか?とれるかもしれないよ」と言われる。
弁理士さんにそう言われたら【特許】というものがすごく欲しくなってきた。
この調査だけで6万円。
専門的な事なのだから、そのくらいの値段はするのかな??まあいいでしょう。
弁理士さんに調査を依頼した。

「特許申請」それがどんなにめんどくさい事なのか、その時は全然知らなかった。

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