【ギタぽんが出来るまで】27 特許は何の役に立つ?

「みたぽんおめでとう!特許とれたら、特許料が入って来て大金持ちになれるね!」

いろんな人にこんな風に祝福されましたが、、

みなさ~~ん、それ勘違いです!!!

特許もってても、一切お金は入ってきませーん!!

じゃなんのためにあるのか?
商品を作って真似されたときに「真似はやめて!私が先に考えたことだから」って言って差し止めが出来るというだけ。

「でも特許料っていうのが入ってくるんじゃないの?」
その特許をつかわせてくれっていう人が現れたらそういう事もあるかもしれないけど、、
売れてもないものにそんなこと言ってくる人いないよ。

商品作っても売れなければ、だれも真似しないし、使い道もない、それが特許。
持ってるだけではなんの意味もない紙切れです。
しかも、わたしがとった特許は、今から作って売りたい「ギタぽん」の特許ではないのだ。

まとめると、、

・ギタぽんを商品化するために特許があるといいと言われて取ろうとしたけど取れなかった。ギタぽんは実用新案。
・ギタぽんを発展させたアイデアが特許になったが、これはまだ製品化しようとはおもっていない。

確かに製造業の事業者にとって、製品のための知財対策は必要なこと。
お金持ちか、会社組織としてやるなら問題ない金額だけど、補助金が取れるレベルの貧乏な個人がやるのはけっこう大変なことだった。

実用新案とか商標登録は、だれでもやっていいと思う。
やろうと思えば自力でもやれるレベルだし、そんなにお金もかからない。それに弁理士さんの飯の種だし。
でも、、特許は、、よくよく考えた方がいい。本当に自分に必要なものなのか?メダルが欲しいだけなのか。。
私は補助金つかったのでお金こそかからなかったけど、注いだエネルギーがけた違い。。
全部弁理士さんに丸投げしたら、エネルギーはかからないけど、お金は相当かかりそう。

とにかく、夢から覚めた。
何やってきたんだ自分!
こんなことしてる場合じゃない!早くギタぽんの製品化の道を探らないと。。

還暦過ぎた素人おばちゃんが一人で進むにはあまりにも険しい道なのでした。

前へ 次へ