死者の書>折口信夫>身毒丸>藤原竜也
死者の書で折口のテキストを読み「身毒丸」のタイトルを見つけた。
そういえば藤原竜也の舞台で聞いた名前だなと思ってビデオさがしてたら、武田真治バージョンのビデオを見つけました。
初代は武田真治なんだそうです。藤原君は武田真治の代わりにオーディションで選んだ新人だったそうです。どちらも蜷川幸雄演出。
家族が寝静まってから一人で見ました。
今観終わったんだけど、これ生で見たかったな。
白石加代子がすごい。
能面のような白塗りは、母の顔、女の顔、菩薩の顔から般若の顔まで一瞬で表情が変わる。
仮面売りの屋台に並んだ仮面も、髪振り乱して舞う場面も能を連想させる。
劇中で短歌を謡う女性の声がすばらしく、誰だろうと調べたら、藤圭子。さすが。
若い人は知らないだろうけど、宇多田ヒカルのお母さんね。
連休に広島に帰ったら友人が藤原竜也バージョンを貸してくれる予定。見比べてみようっと。
ディスカッション
コメント一覧
「死者の書」、プリントアウトして読みかけました。
なかなかのものですね。
不勉強で、全く知らなかったので、頑張って読みます。
読み終わってから、みたぽんさんの感想をお聞きしたいと思います。
>塾長さん
藤原君の舞台は原作寺山修司なので、ストーリーは折口のとは違いますよ。
どちらにも言えるけど、
血の繋がらない家族
薬で失明
禁断の恋愛
というキーワードが、韓国の映画「 西便制(『邦題;風の谷を越えて』」を思い起こさせます。
これもいい映画なんですよ。『パンソリ』っていう韓国伝統芸能を生業とする一家のお話です。
ぜひ観てくださいね。