沖縄芸能芸術祭2006 -沖縄の原風景から現風景へ-

昨日は久々に沖縄系のイベントに行って来ました。
早稲田大学に沖縄研究所というのが出来て、そのイベント。
http://www.waseda.jp/prj-iros-waseda/even.html
私はお昼から行ったのですが、コアな沖縄ファンの友人達は朝から映画みてたそうです。
私の印象に残ったのは、
『チェンバレンの厨子甕(ずしがめ)』
オックスフォードの博物館にはチェンバレン博士が日本であつめた民具などがたくさんあって、その中の沖縄の骨壷「厨子甕」を中心に沖縄についてのドキュメンタリーでした。
監督の港千尋さんの説明
子宮を模したという沖縄の墓、その大きさ、死者の扱い、どれも本土とは全く違う。
古代の骨が大好きという骨マニアの女性学者、基地になってしまったわがふるさとの記憶をみんなで寄せ集めて地図を作ろうとしている老人達、墓の前で踊るというパフォーマンスをしている女性。
戦争中は防空壕よりも丈夫な墓に篭った人も多く、銃をつきつけられて「デテコイ」と攻められて、墓の入り口はあらゆる意味で生と死の境目であった。恐怖のあまり気が狂ってカチャーシーを踊りながら出てきた女性の話。墓に死体に、にこやかに笑う米兵の写真。
ジェット機の轟音を背景に写真を採り続ける人。。
オックスフォードの博物館の静かな棚から始まったお話はあらゆる雑多な今の沖縄に展開されてお話が繰り広げられました。
おもしろかったです。
もうひとつ気にいったのは、
『吉屋チルー物語』金城哲夫作、
金城哲夫はウルトラシリーズの脚本家
全編沖縄方言で作られた作品で、しかも後半は保存状態がわるく、もう一回上映したらフィルムがちぎれるからという理由で前半だけしか上映されませんでした。それでも非常に面白かったです。
夕方から、今度沖縄に移住しちゃうという人を囲んで飲み会。
ディープな沖縄話を聞いて過ごしました。
こんなに沖縄まみれの私ですが、まだ沖縄に行ったことないんですよ。あれれ??