大人の遠足

アコーディオン弾きの「らくちゃん」の車に乗せてもらって、草津のイベントに行って来ました。
ダンサー2人、鳴り物、アコーディオン、朗読、
即興でどんな世界をみせてくれるのか、興味津々。
関係者のふりして、彼女等に同行したので、メイキングから本編までたっぷりと楽しませてもらいました。
場所は草津の森の中。
ホテル街から近いのに、ちょっと森に入るともう人の気配が消えて、鳥の声が響き渡る。
遠くの山を望む開けた緑の斜面は下から風が吹き上げると周りの木々の音が反射して、山のエネルギーを感じる空間でした。
本番が始まる前に現地にいったメンバーの動きがとても興味深かった。
ダンサーは自由に芝生の斜面を走り、ころがり、とびはねる。
鳴り物、朗読、アコーディオンはそれぞれにいろんな方向にむかって音をだして響きをたしかめている。
そのうち、みんな完全に自分を解放してゆく。
緩みながら場の性格を読んで舞台を作ってゆく。
ここを中心にしようとか、ここに灯りを置こうとか。。
これが即興の世界なんですね。
本番は暗くなってからはじまりました。
森の向こうから、沈黙の観客達が現れて好きな場所に座ったらスタート。
ガラスの瓶の中で揺れるろうそくの火がグリーンのそこここに置かれて幻想的な雰囲気をかもし出す。
アコーディオンの細い音が木々の間を響く。
薄明かりの中でダンサーの白い衣装が翻る。
昼間とは全くちがう神秘的な雰囲気の中、宮沢賢治の『双子の星』の朗読が始まります。
後は、、書こうとしても、どう表現したものか。。
ろうそくの燃える匂い、パチパチはぜるたいまつのあかり、風の音、鳴り物の響き、闇の中から現れるダンサー、木々に反射するアコーディオンの音、足元の夜露にしめった草。その場で環になって隣同士手をかざしてまわしてもらった『気』。わずかに切れた雲から覗く星。
参加しないとあの場の雰囲気はわからない。
文字はうすっぺらだねー。
なんでも実体験こそすべてなんですね。
詳しくは、↓
http://yaplog.jp/raku_rie/
もちろん、終わった後は宴会>温泉>宴会!!!!!
はあ~~大人の遠足満喫いたしました。