「身毒丸」へ戻ってきた

一昨日の公演、見てる最中から何かに似てると思った。
それはお神楽
最初の女性2人によるダンスは、たぶんコンテンポラリーダンスと言われるものだと思う。草津で見たものに近かった。
西洋の香りのする体の動き。軸を持った回転。バランス。スケートやバレエで見慣れた美しい形。
でも金粉の群舞は全く違う。この動きは日本的。お神楽のようなとても古いもの。
もう一つ思い出したのは、映画「死者の書」>折口信夫>身毒丸>寺山修司>DVDで見た蜷川幸雄の舞台「身毒丸」
あの舞台と同じ匂いがしました。異形のものたち。。
それもそのはず、開座の主宰は、寺山修司ー天井桟敷の系譜を継ぐ人なんだそうです。
ああいうのはどうも暗黒舞踏というものらしいとわかり、ネットで検索してたところ、学校から帰ってきた娘が検索ワードを見て「おかあさん、なんでこんなの検索してるの~」と話しかけてきました。
だから、かくかくしかじか、と話してたら、「ははん、少女革命ウテナみたいな雰囲気だったの?」と。。
そうだねえ、ありゃあアニメだけど、不条理さは似てるね。
女の子をバイクに変えて歓喜の表情のままそのバイクに乗ってどこかへ走り去る最後のシーンは特に変だったね。
あれは変なアニメだったよ。あんなの作る人頭おかしいよね。
「あれJ.A.シーザー の作品だよたしか暗黒舞踏とかにかかわってた人だよ」と言われまた検索かけたら、
ドンピシャまた寺山修司の天井桟敷にでくわしました。
このJ.A.シーザー って身毒丸の音楽作った人で、その人も舞台を見にきてたんだって。
さらに検索を続けたところ、J.A.シーザーっていう人は
映画『リング』の「呪いのビデオ」のシーンや「貞子」役の人なんだそうです。
なんだか、全てが納得いきました。
私の中でフに落ちました。
私、リングはジャパニーズホラーの頂点だとおもってる。
ホラーとエロの根は同じだと開眼したのもリングです。
本物の匂いがするはずだわ。