星野ギターと松村ギター
結婚する前に、もう楽器にお金使えないだろうと思って思い切って買ったはいいけど、張りが強すぎて私には弾きこなせなかった松村ギター、最近ギターの先生に調整してもらって弦高を下げてテンションの低い弦にしてもらったら、卑怯なほど弾き易くなりました。
松村ギターめ!やっと私にココロを開いた気がする。
高音弦があまり鳴らないんだけど、同じ時期に買って10年弾き込んだ人の楽器は良く鳴ってたので、たぶん私があまり弾かなかったせいだと思います。
これからはこのギターを積極的に弾くつもり。
でも、この楽器はやっぱり強い張りの弦が合う。
柔らかいとなんかぐんにゃりする感じ。。
慣れてきたらすこしずつ張りの強い弦に替えていこう。
私が憧れる音は、轟くような低音ときらめくような高音。
生きてるうちに出せるようになりたいなあ。老化とのたたかいか?!
ところでタイトルの星野ギター。
http://homepage2.nifty.com/hoshino/ 私が初めて手に入れた手工ギターです。
下の娘の年頃、大学一年の時に買いました。それまでおじちゃんにもらったへんなギターを弾いてたので、初めてこのギターを手にした瞬間に「どうしてもこれが欲しい!」と思いました。もう小遣いはいらないからと親に借金して買いました。
買ったばかりの時はあまり鳴らなくて、どうしたことかと思ってたけど、毎日弾いてるとあっというまに響き始めた。あれから30年、ずーっと変わらず響いてます。
弾き易い楽器で、胴全体が鳴るので、弾いてて気持ちいい。あまりクリアな音ではないけど、自分の周りに音が漂って包まれる感じ。本当にココロ安らぐ音です。
私の青春丸ごと一緒にすごした星野ギター、子育てで音楽と離れてる時も時々ケースから出して弾いてた星野ギター。
松村と比べると、どうしてもこっちに手が伸びてしまう。大好きなギターです。
糸巻きのペグが曲がってたので、これも先生に調整お願いしたところ、中の力木もはがれかかってるという。
この機会に製作者の星野さんに修理をお願いすることにしました。連絡したら、快く修理を受けてくださいました。
星野さんに会ったことないけど、とっても懐かしいような変な感じです。明日工房にもって行く予定なんだけど、すごい楽しみでわくわくします。
今は評価も高いギター製作者ですがこのギターを作った頃の星野さんは、そこまで有名ではなかった。
30年は長い。
何かを成し遂げるには充分な年月なんですね。
今の完成された星野ギターを弾いてみたいな。
無理かな。。
ディスカッション
コメント一覧
張りの強い楽器って結局左手がきついし、それは右手にも
影響してくるんですよね~、近年ハイテンションの弦が
たくさん出ていますけど、強い弦に負けないように右手が
弾くことで、音量を増す、ハードな弦で楽器を無理やり
鳴らそうという考えにもなりますね。
昔の名器といわれる楽器は普通の弦で十分鳴りました。
弦高を下げてくれた先生は精一杯の対処をしてくれたと
思います。物理的にフレットに弦が近ずくことで押さえは
楽になりますが、結局張りの強い楽器は何をしても楽器
そのものの結果から来ているので、使い続けていると手に
過大の負担をかけることで良いことではないとおもいます。
もしピアノの鍵盤が硬いものだったらどうでしょう?
張りの柔らかい楽器のほうで練習されたほうがはるかに
上達すると思います。