JAZZと仏教

今週から2ヶ月の短期バイトで去年まで働いてた事務所に出勤。
会社も順調そうでなにより。
帰りにイラストレーター加藤さんの個展&ライブに行ってきました。
会場はお寺の本堂で、大きなスクリーンに加藤さんの絵が映し出され、アコーディオンとクラリネットの演奏と、北原さんの語りで宮沢賢治の世界が。。
最初に映し出された絵をみて鳥肌。
七歩展で私がどうしても欲しくて加藤さんに売ってもらった絵だった。
大きなスクリーンに映し出された加藤さんの絵と音楽と語りが独特な世界をかもし出す。
今まで私が思っていたのと少し違う宮沢賢治の世界を見せてくれました。
古臭い白黒写真のイメージではなく、リアルに苦悩したり、よろこんだりする生々しい青年賢治。
語りの中の賢治の言葉にもまた鳥肌が。。
  うわの空で生きてはいけない
  喜ぶべきことは喜び、
  苦しむべきことは苦しんで生きろ
と。。
またまた即答かい?
このへんな現象の原因は、加藤さんの女の子の絵なんじゃないの??
だって、七歩展からだよ、こういう現象は。
そう、子供の頃は大人になるのが怖くて、
大人になったら、実は死ぬのが怖い。
怖いものからは目をそらし、
やりたくない事からは目をそらし、
自分の醜い姿からも目をそらし、
めんどくさいことからもめをそらし、
ギター弾いててどうしても間違ってしまう部分は聞きたくないもんだから無意識に唾を飲み込んで耳をふさいでいる始末。
そろそろ逃げたり目をそらしたり耳をふさいだりするのはやめないとな。
不完全であることが、生きてること っていう言葉もあったよ。
うまくいかないとぐるぐるすることそのものが、生きてるってことなんだよね。
しかし、ジャパニーズゴシックとも言うべき薄暗いお寺の本堂でアメリカ人のアコーディオン弾きと女の子のクラリネット吹きに坊主頭の子供2人と坊主頭の大人2人が太鼓を叩いてる図って、、面白かったけど熱が出たときに悪夢に出てきそうな音楽隊なんだけど。。。