八歩展

11/1~3日、セッションハウスガーデン八歩展が行われました。
八歩展とは、版画家大野隆司さんのまわりに集まった人たちの合同展。
プロもアマも入り混じって、にぎやかに行われる大人の文化祭。
この展覧会は、プロもアマもひとつのテーマに基づいて作品を作るというコンセプトでもう8年も続いてるんです。
今年のテーマは「とぶ」
私の出展作品は「アルハンブラの思い出」というわけ。
トレモロってなんだか浮遊感があって、ふわふわ飛んでるみたいだから。
MC込み15分で、
スカボロフェア・11月のある日・禁じられた遊び・アルハンブラ
を弾きました。
どれも繰り返しとか適当に省略した家庭料理演奏だけど、とりあえず完奏しました。
「楽きょ」の『バスに乗って』という演目、リハの時に聞いたのよりぐっとブラッシュアップされてて、完成してました。
お客さんをクスリと笑わせて、最期には泣かせる。
きょうちゃんの語りは力があるなあ。
楽ちゃんは、アコーディオンを弾き始めての10年間を振り返る選曲でした。彼女の音楽人生への思いがこめられていました。
3人ともそれぞれの思いを形にした作品を発表できたし、3人でやる演目も初めてにしては、うまくいった。
お客さん達があたたか~い人たちでよかった。
終わった後で、知らない女性のお客さんに話しかけられました。
初めて聞く曲だけど「11月のある日」がすごくよかったと。
夕焼けに赤く染まった景色が見えたそうです。それが伝えたくて言いに来てくれたらしい。
演奏者と観客がとても近いので、演奏してるときの様子はくっきりとわかってはいたけど、じっさいに詳細な言葉でフィードバックしてもらうと、放った音が向こうに届いて心の中に起こした反応がよくわかった。こういうのって、わくわくする。