ギターと猫のゴロゴロの共通点

考えてみると、ギターを弾くモチベーションには色々あると思います。
・課題が上手くできて先生に○をもらう
・人前で演奏して、共感と拍手をもらう(あわよくば、ギャラも)
・他の人とセッションをする
以上、全て自分以外の人間が存在している。
人に評価される喜びと人とコミュニケーションする喜びだと思う。
でも、わすれちゃいけない。
クラシックギターには、違う喜びがあるよ。
これがあるからこそ、誰に聞かせることもなく、長期間ギターを楽しむ人が多いんだと思う。
この楽器を胸に抱えて一人で弾いている時、
胴の響き、ネックの振動、音の反響、
そんなものを感じているだけで、弾いてるわたしがいなくなり、弾いてる曲だけになることがある。
間違えたとか、下手とか、何にも考えてない。
そういうときは、ふと気がつくと、1時間くらいは軽く過ぎている。
聞いてくれる人の存在しない喜び。自分ひとりの喜び。
猫のゴロゴロは、幸せなときの音だけど、
具合が悪い時や、死ぬ前にもゴロゴロ言うらしい。
あの振動で痛みを和らげたり、自分を癒しているんだそうです。
実際、あの振動を使って、骨折の治癒スピードを上げるマシンも出来ているという。
ひょっとしたら、ギターの音や振動にも似たような成分が入っていて、キモチの安定や体調の調整に役立ってるのかもしれないよ!