大竹音頭

日曜日に老人会の新年会でアンマーズで演奏します。
今回は沖縄系だけじゃなくて、「かしわ踊り」っていう地元の盆踊りをサンシンとギターだけでやります。
なんとか盆踊りの雰囲気だしたくてコードをひねくっていたら、、
自分の故郷の「大竹音頭」を思い出した。
ふと気になって検索してみたが
音源がなかなかみつからず、さまよっていたやっとみつけたのが、
あの、上関原発予定地の祝島でのストリートパフォーマンス。

山陽名物数々あれど 一度見せたい聞かせたい お国自慢の大竹音頭
どんとそれそれどんと鳴れ太鼓 やぐら囲んでおどりゃんせ
……
夏の祭りにゃ二人連れ 秋の祭りにゃ嫁入り話
こういうのを何十年ぶりに聞くと、それがきっかけに思い出がどばあ~~~っと押し寄せてきた。
わたしのおばあちゃんは踊りが大好きで、盆踊りの張り切りようは普通じゃなかった。
小学生の頃は、私も浴衣を着せてもらって、一緒に踊りの輪に入って延々とこの大竹音頭で踊っていた記憶があります。
高度成長期、工場地帯の大竹が最もにぎわっていた頃で、祭りも花火も本当に盛大で、大竹は本当に活気に満ちていた。
この曲の作詞は、大竹出身の作詞家『石本美由起』だそうです。
「憧れのハワイ航路」「悲しい酒」「矢切の渡し」書いた人。
当時のヒットメーカーですね。
しかし、↑の歌ってる女の子、間奏部分まで声ひとつで鮮やかに再現してて、感動した。
そうとうの歌い手とみて調べたら、
二階堂和美さん
ちゃんと活動してるプロだった。
日産や資生堂のコマーシャルもやってるんだね。
浮き沈みの激しいこういう世界の音楽のプロっていうのは、巫女みたいなもんで、
なりたくてなれるもんじゃなくて、なってしまうもんなんでしょうね。
しかし、音楽って数限りなくあって、それぞれが全部好きだ。