雪国へゆく

高校の時に私に柳田國男を教えてくれた同級生。
最近築100年の古民家を手に入れたらしく、子供達の手も離れたので、家が雪で痛まないように雪下ろしのため一人で冬を過ごすという。
その新潟の山奥に陣中見舞に行ってみた。
行ってびっくり、想像を超えた世界でした。積雪はたぶん2メートルを超える。
茅葺の、とても大きなお屋敷で、裏山は太い杉林。
窓から裏山を見ていると、奥深い山の中の風情だけど、実際は集落のはずれにあり、バス停からも便利だし、コンビニもスーパーも近くにある。水回りはすでにリフォーム済みで、最新設備。
でもその他は、むかしのまま。すばらしい!
太い大黒柱に太い梁。何部屋もある、りっぱなお屋敷だ。
夜広間に寝ていると、100年もの間、大勢の人たちがにぎやかに暮らしていた頃が想像できる。
でも、いまは静まり返っている。
広い、雪に降り込められた暗いお屋敷に一人で一冬すごすなんて、、やっぱり、彼女は常人じゃない。まるで修行僧のような暮らし。でも、とっても心豊かな暮らし。ブレのない人生をひしひしと感じました。
彼女は昔話のかたりをする人で、一度コラボしてみたかったんだけど、夢がかないました。
音楽は、お話しを聞きながら即興で弾きましたが、最後の曲は、レオナルド・ブラーボ氏の曲をうろ覚えでひいたものです。


BGMに使ったギタレレは置いて来ました。
次に来たときに弾けるようになってなかったら回収するって言っておいたので、雪下ろしの合間に練習することでしょう。