【親指の反り方と右手フォーム】の仮説
整体やリハビリのプロは、歩き方一つ見て、どこがおかしいのかわかるという。
私も足が痛くなってから、世間には痛い人が大勢いることがわかってきた。痛そうにどこかをかばって歩いてる人はわかるよ。
ギターのフォームも一緒で、最近は見るだけで、情報が目から入ってくる。
右手だけに限っていうと、親指の反り方の角度によって、人差し指(i)、中指(m)、薬指(a)の弦へのアプローチの角度が変わってくると思う。
1.親指が反ってる人
親指が反ってる人は親指を弦にヒットさせるために手首を曲げる。セゴビアみたいに。
そうすると、自動的にimaは弦に垂直にアプローチすることになる。
2.親指がストレート
私は親指が完全にストレートなので、親指は弦に対して斜めアプローチ。人差し指(i)、中指(m)、薬指(a)は弦に対して斜めに当たる。
指先imaは自然に揃い、iとmが自然に1弦と2弦、2弦と3弦の間にはまるので、弦を弾き間違える事は少ない。
親指が反っているのに、2のパターンでやろうとすると、pとimaでフォームが変わるので難しそう。(でも、無理矢理やってる人もいる)
逆に、ストレートなのに、セゴビアみたいなフォームで弾こうとすると、親指の付け根の関節に負担がかかり、とてもつらい。(私は無理)
でも、時にはフォームを変えて垂直アポヤンドが強烈に有効なときもあるし、臨機応変。
生徒さんを見ていても、指の形はさまざま。
いろんなフォームがあるのはあたりまえ。
楽に弾けるフォームが一番いいフォームだと思う。
そこを見極めて、その人に合った楽なやりかたを探してあげるのが私の仕事だと思う。
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