プランティング 続き。。。

昨日、クラシックギターで音を出す動きは2段階に分けられると書いた。
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1.弦に指で触れて、引っ張る。(無音)
2.弦がピッと指から外れた瞬間音が鳴る。
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これは、音が出てるか出てないかで分けたもの。

音ではなく動きの有無で分けると、分け目は違う。
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1.弦に指が触れて準備する(静止)
2.弦に力を加えて指を振り抜く(動く)
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指が弦に触れるタイミングが、発音するタイミングより一瞬早く、鳴っている音を聞きながら、次の弦に触れて準備する必要があるので、初めて身に着ける時、ちょっと難しい。
何が難しいかと言うと、どのタイミングで音楽のパルスを感じるか。
(わたしなんて、半年かかった。完全なしくじり先生)

歌声でギターで伴奏しながら歌詞の先読みをするのにちょっと似たむつかしさかも。慣れると出来るよ(笑)

でも、身に着ける価値ある技術と思う。

利点
その1
弦の弾き間違えが減る。
なぜなら、弾く時すでに弦に触って準備しているから。

その2
右手が楽になる。
なぜなら、
1.弦に触ってる状態は力が入ってなくて、
2.圧を加えて指を振り抜く という一瞬に力がはいるだけ。
またすぐに次弾く弦に触れてアイドリング状態になるから。
トータルで力を入れている時間が減る。

そして、もうひとつ、
指で弾くというより、手のひらをわずかにあおったり腕で押下げたり、もしくは、体全体の動きで、歯車がかみ合うように弦に指を絡ませるかんじになるので、指自体は楽になる。
筋肉は大きいところを使う方が楽だから。

プランティングしなくても、筋力と瞬発力と音楽力のある人は、素晴らしい演奏をするので、絶対に必要な技術ってわけでもないのかもしれない。
色々書いたけど、みたぽん説なので、真偽は各自でご判断ください。
そして、ご意見募集