島とうがらしの命のおはなし



「隊長、もう自分は浮いている事ができません。もう限界です!!」
「がんばれ、残っているのは我々だけなんだ。島唐がらしのスピリットを保って、もう少しがんばろう。助けがもうすぐ来るかもしれないではないか!」
「も、もうだめです。自分は先に逝った仲間の元へ行くであります。さようなら。。ぶくぶk。。。」


泡盛の海の底には、精神をすっかり吸い取られた島とうがらし達が累々と横たわっている。
かろうじて意識が残ってるやつはまだ赤々としているが、色を失って完全にスピリットを抜かれた唐辛子もちらほら見受けられる。
こうして、島唐辛子達のスピリットをのみこんだ泡盛は「こーれーぐす」となって、みたぽん親子のラーメンの中に注ぎ込まれ、人間様のエネルギーとなるのであった。


去年漬け込んだ唐辛子の泡盛漬け『こーれーぐす』が良い感じに仕上がりました。
おいしいよ!