レオナルド・ブラーボ

広島のギタースクールの前日の金曜日、夕方に広島に到着して、そのままギターのリサイタルに行きました。
アルゼンチン出身のギタリスト レオナルト・ブラーボ氏は今回のスクールの講師の一人で、プログラムの中に魔笛があるので聞きに行ったけど、予想以上の素晴らしいプレーヤーでした。
たっぷりした技術と、繊細かつ骨太な音楽性、それになんと言ってもリズム感のよさ!後半の中南米の音楽は、圧巻でした。
彼の作曲した小品も、とても静かな美しい曲で、一回聞いただけで気に入ってしまい、ギタースクールで楽譜を手に入れ、サインもしてもらい、ちゃっかり曲指導もしていただきました。
http://bravoleonardo.blogspot.com/2008/04/mi-primer-edicion-de-partituras.html
私の気に入ったのは、「ズボニミールの舟」(解説:上記ブラーボ氏のサイトより引用)
私の町の公園で見つけた小さな舟。クロアチアからの移民を記念して、同国の過酷な歴史を物語るブラディミル・ナゾルの詩の題名を冠した舟です。その詩は、すべての民族の歴史を象徴的に表わしたものともいえるでしょう。「猛り狂う風が、波が、そして嵐が襲いかかり、舟は裂け、傷つき、砂の上に横たわる...しかし、今もまだ、ここにある」。
youtubeで検索したら、こんな動画が見つかった。
この船のことでしょうか?英語じゃないのでわかりませんが。
http://jp.youtube.com/watch?v=OVcKtilQMQs&feature=related
なんだかへたくそな若者が弾いてるけど、この曲。
http://jp.youtube.com/watch?v=HHzTSpkZh4A
こんな風に初心者でも弾けるけど、ちゃんと弾くととても美しい。
ブラーボ氏の演奏はすばらしかった。
ギタースクールで女の子がこの曲を指導してもらってるのを聴講しました。
この曲は、ゆったりと川が流れるように演奏してくださいとのこと。
彼の生まれた町には大きな川があり、悲しいことや悩みがあるとき川のそばでじーっと2時間くらい流れを見ていたそうです。
そうすると、心が静かになるという。そんなゆったりした川の流れのように演奏しなさいと指導していました。
ステージの上では、恐ろしくイケメンなのに、舞台を降りると、とってもフレンドリーで、ハリーポッター似のかわいい笑顔、細やかな気遣いの素敵な若者でした。
ファンになっちゃったよ。
東京で演奏会やらないかな。。