クリスマスに関する嘘について(長文よ

最初についた嘘は『いぬさん帰還の謎』。
彼女はすっかりふしぎな『いぬさん』とサンタクロースのお話を信じてました。
しかし段々と疑問がでてくるわけです。
でも、できれば信じたいわけ。だから、嘘をつくのです。
●「うちには煙突がないのに、プレゼントが枕元にとどくのはおかしいよ」(翌年からはベランダや玄関で冷たくなったプレゼントを発見)>>だからサンタクロースはリアルに実在する
●サンタさんに欲しいものの手紙に書いて隠しておいたら、ばっちりそれが届いた。プレゼントはおばあちゃん家にいる時に届いた、サンタさんはお父さんじゃないのは明らかだ>>だからサンタクロースは実在する
(そりゃ、私が欲しいものをさりげなく聞き出して手配するわけさ。)
●「○○ちゃん所は夜中にこっそり見てたらプレゼントくれるのはお父さんだったって。お父さんは直接サンタさんから『これで子供の好きなモノを買ってやりなさい』ってお金をもらってプレゼントを買ったらしいよ。」>>だからサンタクロースは実在する
(ああ、よそも苦労してるのね~~)
●「サンタさんは一人なのに、どうして世界中の子供にプレゼントを配れるのよ?そんなの不可能じゃない?」
「サンタさんが手下バイト君を雇って世界中に配ってるんだよ。あとで請求書が親に届くしくみなの。」「じゃ請求書をみせてよ」「ほらこれだよ」(偽請求書作成。イラストレータでちょちょいとネ。)
●次の年は会社の男の子に『サンタの手下バイト君』を頼んで、実際にプレゼントを持ってきてもらった。
「おにいちゃん、本当にサンタさんに頼まれたの?トナカイに乗ってきたの?」「本当だよ。仕事だからね。トナカイは目立つから、近所に隠してあるんだよ。」彼は赤いジャケット着てプレゼント届けてくれました。子供達、大興奮でした。
この年が信じてる、ぎりぎり最後だったかな。。。
翌年からあまり疑問を言わなくなったので、その頃にはもうわかってたんでしょう。
テレビで「クリスマスの謎をずっと信じていた中学生が、嘘だとわかってショックを受け、それ以来クリスマスを家で過ごさなくなった」というお話を見たので、子供が中学校になった頃ちゃんと真実を明かしておきました。
最近のクリスマスは、普段ぜったいに自分で買わないような駄菓子をたっぷりと買って子供部屋の入り口に置いておきます。やっぱり朝起きた時にサプライズがほしいでしょう?1週間くらいみんなで食べてる。。
なぜ本気で子供を騙したか?
それは自分も騙せるから。
子供が本気で信じていると、子供の興奮が親に伝わるのです。
クリスマスの夜に、なかなか寝付けない子供達が「今、鈴の音が聞こえた!!!」と言って二階から降りて来ると、こっちまでなんだかドキドキしてしまう。
冷たい夜の闇の向こうから本当に聞こえてくるような気がします。
そんな特別の気配を感じる事って、大人になると少ないじゃないですか。