【ギタぽんが出来るまで】23 特許出願 拒絶理由通知

2017年
弁理士会の補助金申請のために私が作ったレポートを元に、弁理士さんに特許の明細を作ってもらった。
「チェックしてください」と送られた特許明細の文章のなんと読みにくい事。
英語の方がましって感じ。
専門用語が理解できない。文法も変だ。
でも一字一句手でおさえながら、主語述語理解しながら読んだ。
いままで、こんなに真剣に文章を読んだ経験はないというほど、真剣に読んだ。ネットで調べながら、わからないところは
いちいち弁理士さんに、「ここはどういう意味ですか?」っていう付箋を貼ったpdfを送りかえし、チェック作業。
結果的に請求項の立てかたとか、特許明細の構造とか勉強したって感じ。受験勉強よりも一生けんめいやったかも。
弁理士の先生、最初は丁寧におしえてくれていたが、だんだん、「そういう言い回しをするのです」って言われるようになる。(笑)
後から考えたら形式上「チェックをお願い」と言われただけかも。普通の依頼主だったらあんなにガチで文章のチェックはしないよね。
私は翻訳の会社で数字文法抜けチェックしてたし、印刷の仕事で校正作業に慣れてたし、これがクライアントの務めかと思ってやってしまったけど、先生びっくりしただろうな。普通のクライアントはおまかせして終わりかも。

自分は人を信頼してどーんとおまかせするのが苦手。
自分の理解できる理屈が必要な人なんです。
これあたりまえだとおもってたけど、女性に関しては、当たり前じゃないみたいなのです。
一般的な女性は理解しなくても雰囲気で信じられるみたい。だから占いを信じられる。
わたしは、全部わからないとしても、なんとか概要を理解した上でお任せするけど、コントロールは絶対手放したくない、というややこしい性格なんだな。。今になって振り返ってそう思う。
そして、2017年4月に特許出願

7月に拒絶理由通知がくる。
これこれの理由で特許はとれませんよというお知らせ。
理由は、アメリカに似たようなものがあったということ。
形も内容も構造も全く違うけど、固定されたプラスティックがしなって弦をおさえるところが似てると。

なぜ特許調査で引っかからなかったのかというと、海外までは調べないらしい。

でも、提出した明細には5種類くらいのアイデアを入れて、一番最後の、「どんなコードでも指一本でおさえられるよう設計できる仕組み」というのは、しなる板を使ってないし、ポイントは全然違うのでアメリカのものとはかぶらないはずだとわたしが主張したけど、同じだと言う。
意見書とか手続補正書出しても、お金もかかるし、厳しいでしょうと言われた。特許取れる可能性はどのくらいありますかと聞いたら、40%くらいかなあと言われる。40%って高いのか低いのか自分は判断できない。。
判断するので待ってくださいと保留で、2017年の知財関係はずるずると過ぎて行った。

一方実際のギタぽんはレーザーカッターを使って水面下で着々と進化して行った。
試作品を作る毎に改善部分が見えてくるので、改善した試作品を作る。
全部自分でやってるし安くレーザーカッター使えるので、思う存分何度でも試行錯誤ができる。
面白くてたまらない。
そんな事に熱中してたら、ギタぽんが生き物のようにすこしずつ成長してゆく。
私が作ったと言うより、勝手に成長していく感じ。

そう、ギタぽんは月足らずながら生まれてしまった。
生まれてしまった以上成長せざるを得ない生き物だったのです。

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